東京(駒場)居酒屋菱田屋酒場□□生□□姜焼きで、「正田の醤油の黒区の住宅街に人を呼ぶ繁盛食堂〈菱田屋〉が、「ゆっくりお酒が飲みたい」というゲストの要望に応え、2021年に開いた〈菱田屋酒場〉。揚げ物など人気のメニューはそのまま、もつ煮込みなどの酒場の定番も品書きに加わり、今や本店同様の盛況ぶりです。5 厨代目房のに菱立田つアのキはラ、〈さ菱ん田。屋地〉域密着型の店の名を全国区にした腕利きの料理人です。食堂同様、作りおきは極力せず、注文後に一から調理するのが基本。看板メニューは、豚肉コク、まろやかさが味の決め手です」と、菱田さんは話します。豚肉を、醤油とニンニク、ショウガなどで作る自家製だれに浸け、フライパンで強火で焼きつける。たれを肉に絡ませるための小麦粉を使わなくとも、旨味をしっかりとまとい、かつ食後感は軽く仕上がります。「祖父の代から醤油は正田、刺し身も煮魚も、この醤油でないと、店の味にならない」 味の要の醤油と惜しまぬ手間ひまが、客足の絶えない人気の秘密のようです。名物は豚肉生姜焼き、繁盛食堂が開いた酒場。菱田屋酒場1927年に開設された最初の研究所には、定時を過ぎると酒屋からビールが届いた。〈菱田屋〉から徒歩約1分。麻婆豆腐など中華つまみも人気。酒はビール、酎ハイのほかワイン、地酒、本格焼酎などが□います。●東京都目黒区駒場1-11-12 ☎050・3743・7433 17:30〜22:00(21:30LO、土17:00〜) 日曜・祝日休上/もつ煮。味□仕立ての煮込みの隠し味も正田の醤油。「味にキレが出て、色も艶やかになる」と菱田さん。下/豚肉生姜焼き1,160円。具材としてではなく香味野菜感覚で加えるタマネギもアクセントに。page 11目
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