□□□たところ大ヒット。その後、ラーメンなど麺類の液体スープへと展開しました。クライアントの要望に合わせた味の配合や、小袋充□□填包装技術を進化させ、現在では年間約30億食を製造しています。また、海外でグルテンフリーへの要望が高まったことから取り組んだのが〈米醤油〉です。アレルゲンとして問題視される小麦の代わりに米を使用したものですが、製造ラインを適正化させるのが難しく、販売に至るまで5〜6年を要しました。2015年には女性社員だけで組織した「正田なでしこプロジェクト」が立ち上がり、ワーキングペアレントを助ける商品〈冷凍ストック名人〉が誕生。調味液が入ったチャック付きの袋に肉を入れて揉み込み冷凍保存し、使いたいときに解凍せずに調理が始められる画期的な商品です。女性ならではの視点が消費者の支持を受け、現在4種のラインアップで展開しています。□□□プロジェクト ③ 醤油の主原料である大豆、小麦、塩のうち、小麦不使用の醤油は従来から存在していましたが、大豆しか使わなかったことから華やかな香味に乏しいものでした。そこで正田醤油では、2013年頃から小麦を米に代える製法でグルテンフリーのおいしい醤油を検討。21年から業務用米醤油の販売を開始しました。今後の増産体制も視野に入れています。発酵研究所の様子。研究に力を入れてきた企業風土が品質向上や新製品開発に役立ち、他社との差別化につながっています。館林まつりで神輿を担ぎ、工場内で納涼祭をし、社員旅行でグアムへ。いい時代だった。2021年に発売した業務用の米醤油。ニーズの高まりから一般小売も検討中です。page 14グルテンフリーの需要を見越して着手。米醤油
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