正田醤油創業150周年記念誌
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こうした商品開発・製造を支えるのが「品質保証の取り組み」と「改善活動」です。正田醤油ではグループ企業も含め、食品安全に関する国際規格FSSC22000/ISO22000の認証を積極的に取得しています。近年、食品安全に求められる条件が非常に厳しくなってきていますが、規格の要求事項を満たすことにより、食の安全を保証できる取り組みを行っています。顧客満足はもちろんのこと、食品の安全性に継続的かつ最大限の配慮をすることは、誠実なものづくりの基本なのです。また、1業種につき1社しか入会できないNPS研究会に所属。この研究会での活動を通して社内の問題点を徹底的に洗い出し、人間尊重の理念に基づき、あらゆる無駄を排除することで経営効率の向上を図っています。こうした取り組みが正田醤油のすべてのものづくりの重要な土台となっているのです。   マーケティング部を中心に開発、営業、技術サポート部など各部署から集められた女性社員5人で結成。座談会やアンケートで社内の女性にヒアリングを重ねた結果、退勤後に子供を迎えに行き、買い物をし、夕食作りをしなければならない大忙しの親たちに役立つ商品を作ろうと奮起。〈冷凍ストック名人〉の開発につながりました。チャック袋には保存日と使用期限の目安、メニュー名を記入する欄が印刷されています。仕事や家事に追われる消費者の使い勝手に配慮しました。当初、社内会議で理解されなかったものの粘り強く説明を重ね発売に至りました。昔、物流の配車係がルートなどを考慮して伝票を並べ替える様を「カルタとり」と言った。まとめ買いしたお肉を調味液の入ったチャック袋に入れて揉み込み冷凍保存。そのまますぐに加熱できます。現在はタコライス、キーマカレー、ボロネーゼ、タンドリーチキンの4種。プロジェクト ④page 15正田なでしこプロジェクト女性ならではの発想で企画。

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