正田醤油創業150周年記念誌
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□□田家の三代文右衛門が米穀商から醤油製造に転業する際、キッコーマン創業家の一族である茂木房五郎氏から指導を受けたことから、同じ亀甲形に正田の「正」の字を入れた商標を冠することになりました。昔の写真からは、販促活動に使われた□や醤油瓶を模した人形にもこのマークがはっきりと記されていたことがわかります。1995年にコーポレートマークが現在のデザインになりましたが、基本的な形は変わらないままです。 昭和期には酒屋で売られ、茶の間のちゃぶ台に置かれた醤油が、今やスーパーやコンビニに並び、インテリアも食事も洋風化した家庭で使われるようになりました。そうした時代の趨□□勢から、一部の商品デザインの再考をデザイナーの藤枝リュウジ氏に依頼。〈正田のしょうゆ〉〈正田の丸だし変わらぬ誠実なものづくりとモダンで垢抜けた印象を。亀甲形に「正」の字を入れた創業以来の商標を守りながら、正田醤油は時代に応じたさまざまな宣伝方法やデザインによって品質の良さと誠実さをアピールしてきました。2010年頃から一部のパッケージデザインや販促品など一連のデザインを藤枝リュウジ氏が手がけています。右は150周年記念の広告や名刺などに使われたグラフィックデザイン。車に昭和初期、地元の特約店と合同での販促活動。山はりぼて人形を乗せ、商品の着ぐるみが行進しました。ゆるキャラ「二段熟成マン」を作ったが、着ぐるみを見ると子供は泣くか攻撃してきた。page 16正田らしさを表現するデザイン。正

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