正田醤油創業150周年記念誌
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〈正田醤油スタジアム群馬〉の命名権への応募は一社員が社長に直訴して実現した。 社長がこよなく愛するのはカツ丼。とんかつを卵でとじたオーソドックスなタイプがたまらないとか。しかし人生最後に食べたいのは、炊きたての白いご飯に明太子、白菜と油揚げの味□汁というから不思議です。「最後の食事はやはり軽めがいいよね。その代わり前夜にかつ丼。せっかくなら1週間前から綿密に計画したい」。食に対する飽くなき探究心は本物です。すごく暑がり(生産O)市場調査で都内の飲食店に行ったら、社長に遭遇。おいしい店に違いないと確信した(企画T)中学時代、ビートルズのLPを持ち寄り仲間と語り合っていた(生産М)社外活動、正田バンドのメンバー(企画М)シイタケが苦手(管理М)外部の営業部署を訪れると、笑顔で「どうも〜〜正田ですぅ〜〜社長ですぅ〜〜」と挨拶する。癒やされます(営業F)海外の人とジョークを交えて英会話できる。マキルヘニー社の社長一行が来日した際は、日本酒の飲み方を丁寧にレクチャーしていた(営業I)正田カップ(運動会)の打ち上げで、実行委員長 館林市立第二小学校で野球に打ち込み、館林市立第二中学校ではバレー部に所属した正田隆少年。スポーツに興じる一方、映画にも傾倒したと言います。 サイモン&ガーファンクルの音楽とともに名場面が蘇る『卒業』、映画賞を多数受賞した不朽の名作『ゴッドファーザー』。中でも少年の心をわしづかみにしたのは、『ロミオとジュリエット』に主演した、当時15歳の女優オリヴィア・ハッセーでした。あまりの美しさに圧倒されたと社長。後年、彼女が日本人歌手と結婚(後に離婚)した際は、「雲上の人が突然身近になりすぎて、複雑な心境だった……」と振り返ります。オリヴィア・ハッセーに憧れた少年時代。大好物はカツ丼♡ 名は体を表すと言いますが、社長も例外ではありません。新島学園高校に通っていた頃のニックネームが大将、大学時代がパパ。ゼミ生と教員で撮った写真を眺めながら「僕と助手の先生、どっちが年上かわからないでしょう」と笑う社長の笑顔からは、今も昔も変わらぬ風格が感じられます。ニックネームは大将、そしてパパ。社員は見た!正田社長の素顔。しょうだ・たかし/1959年群馬県館林市生まれ。山羊座のA型。83年東京農業大学農学部醸造学科卒業後、正田醤油株式会社入社。2007年同社代表取締役社長に就任。19年館林商工会議所会頭、23年全国醤油工業協同組合連合会会長に就任。正田隆page 18

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