正田醤油創業150周年記念誌
22/46

若かりし頃の女優・香川京子さんが、正田醤油の宣伝ポスターのモデルを務めていた。印しるしばんてん半纏(江戸時代)三代正田文右衛門が醤油づくりを始める前、米穀商だった当時の印半纏。胴回りには正田家の屋号である「米屋」の米の字を意匠化したパターン、背面には暖のれん簾印(店章)の「山ト(山型の下にカタカナのト)」が染め抜かれています。今なおモダンなデザインです。コンプラ瓶(江戸時代)1800年代、酒や醤油の輸出に用いられた容器。白地に文字が描かれた徳利型の染そめつけ付は、主に長崎の波は佐さみ見で作られました。上部の「JAP ANSCHZOYA」は日本の醤油、下部の「CPD」はコンプラドールを意味。瓶名の由来でもあるComp radorはポルトガル語で仲買人を意味します。写真左は創業115周年記念に作られたレプリカ。正田記念館コレクションSHODAARCHIVEpage 20

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る