正田醤油創業150周年記念誌
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醤油を買って使ってほしいとの思いを込め、「醤油手当」が賞与で全員に支給される。正田記念館コレクションSHODAARCHIVE蝶ちょうがた形さかな入れ(江戸時代)醸造書(明治時代)1838(天保9)年、当時の館林藩主・井上河かわちのかみまさはる内守正春より、二代正田文右衛門が拝領。蝶の形を模した漆塗りの肴さかな入れ(重じゅうばこ箱)には金箔が施され、側面には優雅に飛ぶ蝶の姿がさまざま描かれています。蝶の触角も忠実に再現されるなど、職人の技を感じる逸品です。1893(明治26)年に作られた醸造書には、元素記号とともに食塩分の分析に関する記述が見られます。壱と弐に分かれており、醸造に関する情報を細かく記録。Mgをマグネシュームと書くなど時代を感じさせます。page 29

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