作った醤油が
人々を笑顔にしている

生産
芳賀 祐貴
2013年入社 生産本部生産統括1部館林工場製造課

私は館林工場で原料処理の工程を担当しています。
しょうゆの原材料は、おもに大豆、小麦、塩です。これらを分解するのは、麹菌を繁殖させて生み出す酵素です。上質な酵素を生み出すための麹菌の生育は、しょうゆのうま味と香りの下地となるため、とくに重要な工程です。
原料に麹菌を接種し、製麹室で麹菌を増やします。麹菌を増やすために温度や湿度を管理しながら、時折固まりをほぐして3日間かけて作った麹を塩水と混合し発酵タンクに送り出します。
大掛かりな機械を使うため、事故がおきないよう細心の注意を払い、チームワークを大切にしながら作業しています。

職場の先輩たちの温かさ

私が正田醤油を知ったのは、サッカーを観戦するために正田醤油スタジアム群馬へ行ったことがきっかけでした。それからスーパーで商品を見かけたり手に取ったりする機会があって、徐々に正田醤油を意識するようになりました。正田醤油は地元でよく知られている企業で、私は就職活動として製造業を希望していたため、自然な流れで正田醤油の工場を見学し、ここで働きたいと思い、入社を決めました。 入社当時の私はコミュニケーションに苦手意識を持っていました。先輩たちは年が離れている方が多く、失礼があってはいけないと最初は不安でしたが、とても気軽に話しかけてくれましたし、「年上ではあるけれど気にしなくていいよ」と考えてくれていることが伝わってくる、温かい雰囲気がありました。 人見知りだった私も今年で入社10年になり、今では積極的に同僚に話しかけますし、誰とでも喋ることができるようになりました。挨拶などの基本的なことから、些細な会話などまで、すべてチームワークにつながることなので、コミュニケーションはとても大切だと考えています。

自己研鑽できる職場、人を笑顔にできる仕事

正田醤油の工場は、製造工程ごとに部署や職場が分かれています。新入社員研修でしょうゆ作りの工程を一通り学ぶことができますが、実際に配属されてから現場で学ぶことの方がはるかに多いです。 しょうゆ作りの現場では、大きな設備・機械も使います。それぞれの工程で「かっこいいな!」と思う瞬間があります。大掛かりな機械を一人で調整したり、火入れなどの責任が重い工程を担当している先輩社員たちの仕事ぶりにはいつも憧れています。私も、たくさんの製造工程がある中で、まだ学んだことのない部分をいずれは実際に携わって極めていきたいと考えています。 工場の中で製造に携わるポジションは、お客様との距離が遠いようなイメージがあるかもしれませんが、ご近所さんや友人たちが「あのしょうゆ、おいしいね」と声をかけてくださることがあります。自分が作ったしょうゆがお客さんを笑顔にしている、自分の仕事が誇らしく思える瞬間です。地元に愛されている企業で働いていることも、やりがいにつながっています。こうした声を聞けたとき、正田醤油に入社して本当に良かったといつも実感します。

入社を希望する方へ

「おいしいがうれしい」という言葉が正⽥醤油にあります。しょうゆ作りの仕事をしながら、この言葉の通りだなと日々感じています。 正田醬油は、海外にも輸出されているので、正田醤油のしょうゆ作りは、日本に限らず海外で暮らす人たちも笑顔にできる、やりがいのある仕事です。製造業に携わりたい方は、ぜひ会社見学に来てください。

キャリアアップモデル

生産本部生産統括1部館林工場製造課2013年入社
  1. 新入社員(館林工場製造課・圧搾チーム)、最初の職場

    最初に着任したのは、館林工場製造課の「圧搾」チームでした。着任当初は、とにかく安全第一に怪我に気をつけて、慎重に作業していました。大きな機械での仕事がメインですが、味を左右する微調整作業は、「人の手だからこそできる作業」なので、やりがいを感じていました。

  2. 後輩ができて

    入社3年目~4年目で、後輩ができました。お昼休憩以外にも小休憩があるので、一緒に過ごして、日常生活やゲーム・趣味の話を聞くようになりました。自分は入社した頃に、職場の人とうまくやっていけるかなとか、不安が大きかったけれど、職場の先輩がよく話を聞いてくれたおかげで、安心して働けたので、今は自分が同じことをしています。コンプレックスだった、「人見知り」を克服できたことに気づいたのものこの頃だったように思います。

  3. 館林工場製造課・発酵チームへ異動

    先輩たちの異動タイミングをみていて、そろそろかなと感じていたので、驚きはなかったです。同期や知っている仲間がいたので、不安はありませんでした。ただ、入社8年目の立場として、早く「発酵」の仕事を覚えなければ、という焦りはありました。その中でも、大きい設備を使う職場なので、安全第一に怪我がないように、自分だけでなくチームに労災が起きないように気を付けています。異動してきて3年目ですが、まだまだ覚えることが沢山あります。醤油づくりで発酵はとても大切な工程なので、やりがいは増しています。

  4. 今とこれから

    「正田醤油、いつも使ってるよ」「○○醤油(商品名)おいしいね、いいね」ってご近所さんや友人に言われるときに、とてもうれしいんです。「発酵」と「圧搾」は製造工程の一部です。自分は、正田醤油でお醤油の製造のお仕事をしているので、お醤油の全製造工程を知っているだけでなく、実際に各工程の製造をやって覚えたいです。チームリーダーは状況に合わせて設備調整したり、トラブルの未然回避ができますし、尊敬しています。先輩たちは作業だけでなく、コミュニケーションも上手です。今は、あこがれの存在ですが、自分もできるようになりたいと思いながら、毎日働いています。