若手社員も力を発揮、
実感できる企業

研究開発
森山 裕史
1998年入社 研究開発本部発酵研究所 所長

職場環境づくりに力を注ぐ

私は、正田グループにおける醸造技術全般を担う発酵研究所の所長として管理業務を担当し、方針の策定や人材育成を行っています。その一方で、所員達の年齢層がまだ若いことから、具体的な実験計画や工場試験に立ち会うなど、実務にも携わっています。

正田醤油はモノづくり企業としての歴史が長く、職人体質が強い時代がありましたが、伝統は継承しつつも変えるべきところは変え、社会の変容に合わせた職場環境づくりに力を入れております。
今では、働きやすさについては、誰からも満点に近い評価が得られる自負があります。

モノづくりへの情熱

私が就職活動をしていた当時は「モノづくりに携わりたい」という思いがありました。そのなかで正田醤油を選んだのは、実家から近くて馴染みがある企業だったということと、大学で取り組んだ研究に近いジャンルだったことが理由です。大学では遺伝子関係の研究をしていて、そういった実験の手前で菌や酵母といったものに関わる操作をすることがあったのです。 遺伝子の研究などと言えば難しそうに聞こえるかもしれませんが、私がモノづくりに興味を持ったのは、趣味のプラモデル作りがきっかけでした。何かを作ることが好きで、レゴブロックにはまり、大会で2度も優勝するほど熱中していました。

仕組みづくりにやりがいを感じる

私は、これまでにいくつかの部署を経験させていただきました。 生産技術部や現場改善推進部署(SHOPS推進室)での活動では、現場改善の楽しさに気づくきっかけにもなりました。醤油工場では、製造の現場でも仕事をさせてもらったおかげで、全体を俯瞰できる視野が養われ、機能面の改善、効率的な仕組みを作るときなどに役立っています。 発酵研究所に戻ってきてからは、今まで職人が口伝してきた何千通りもの製法を、しっかりとした設計図にし、マニュアルに落とし込んでいくことで、技術を伝承する仕組みを作り、若手が即戦力になれる職場にしたいと考えて、取り組んでおります。 過去の所員達が12年以上も解決できなかったとある製品の課題を、異動後わずか1年で解決することができたことがありました。しょうゆ作りの会社ですから、醸造技術に特化した人材もたくさんいますが、醸造や製造の技術だけでなく現場改善のスキルを持っている自分だからこそできたことだと感じました。

入社を希望する方へ

正田醤油は、業務用製商品においてはどこにも負けない開発力があります。お客様のニーズに合わせられる製造ラインや、営業-研究開発-生産の密な連携力があるため、大手にも競り負けないのです。比較的景気に左右されにくい会社なので、安定を求める方にもおすすめです。 全社的に人材育成に力を入れているので、成長の実感を得たい方にも向いています。 働きやすさは現社員のお墨付きです。

キャリアアップモデル

研究開発本部発酵研究所 所長1998年入社
  1. 新入社員、発酵研究所に所属(キャリア基盤)

    発酵研究所は、大学に近い雰囲気だったので、正直なところ、仕事だとか会社というものを意識せず過ごしていた。ただし、ここで徹底的に鍛えられた論理的思考やプレゼン能力は、この後の異動先でも大いに役立っており、私のキャリアの基盤と捉えている。

  2. 館林東工場へ異動、多くの気づき

    発酵研究所ではほとんど意識しなかった“会社の組織”の中での立ち回り方を工場勤務の中で初めて意識することになった。また、自分が手がけた仕事のすぐあとにお客様が居る緊張感も初体験だった。この経験こそが“真の社会人デビュー”だったと振り返る。一方で全くの想定外だが、現場改善が楽しいことに気が付いた。

  3. 生産技術部・SHOPS推進室で管理職になった

    現場改善を専門的に行う部署(SHOPS推進室)を立ち上げることになり、会社の中でどんな役割を果たすべきかを自身で考え、実行する機会を頂けた。得意分野の”現場改善”が業務内容だったので、金額的にはそれなりの成果を出せたが、管理職としては未熟だったと反省している。

  4. 発酵研究所長としてのわたしは

    23年ぶりに発酵研究所へ戻ってきて、発酵研究所のトップ(所長)となったことで、自身の言動が部下の人生を左右するほどの影響力を持つことに気が付いた。それからは、部下の成果やキャリア形成のことばかりを考えている。所員達の年齢層が一気に若返ったタイミングと重なったこともあり、人材育成に力を注いでいる。