伝統と時流の調和を
紡ぐ企業

研究開発
肥口 美恵
1993年入社 研究開発本部開発1部 部長

業務用調味料に強い正田醤油

正田醤油は、しょうゆ出荷量としては全国業界3位ですが、他県の方にはあまり馴染みがないブランドかもしれません。当社はNB商品*1よりもPB商品*2や業務用商品に強い会社です。チェーン店で使われる調味料や、コンビニ弁当に入れる調味料なども業務用調味料。しょうゆだけでも200種類の取り扱いがあり、ロット(同じ条件で製造される製造数量、出荷数量の最小単位)も大きく、タンクローリーやコンテナ単位で輸送もします。
業務用調味料のニーズは、企業によってさまざま。色がとても濃いしょうゆ、逆に色の淡いしょうゆ、香りが穏やかなしょうゆなど、お客様の多様なご要望に対応するために、研究・開発の経験が豊富な技術者が多く在籍しています。

*1 NB(ナショナルブランド)商品は、メーカー(正田醤油)名で販売する商品のことです。
*2 PB(プライベートブランド)商品は、小売店や卸売業者など、お客様企業ブランド名で生産する商品のことです。

おいしいものや、料理が好きな人が活躍中

私は、つゆやタレといった加工調味料の商品開発をおこなう部署で、部署の管理、部下の育成・評価、他部署との調整、職場の環境づくり、業務改善などを行っています。 私が正田醤油を志望した理由のひとつは、大学で学んだ知識を活かせる食品研究開発職の募集があったことでした。食品研究開発は具体的にどんなことをするのか想像できない方が多いかもしれませんが、生活になくてはならない「食」に関係する仕事なので、食べることが好きな人にぴったりの仕事です。おいしいものを食べたり、料理したりするのが好きな人が活躍できる職場です。 もうひとつの動機は、大きな企業より中小企業の方がのびのびと仕事ができるイメージがあったことでした。正田醤油は社員同士の距離感が近いため、相談や要望を聞いてもらいやすいです。誰かが悩みを抱えていたら、先輩たちや同僚がすかさずフォローする姿がよく見られます。お互いに協力しあえる職場環境です。

福利厚生が充実!人にやさしい会社

私たちが所属する部署は、結婚、出産といったライフステージの変化に合わせて、時短勤務やフレックス、在宅勤務など多様な働き方ができる環境です。 研究開発本部の始業時間は8時30分ですが、その時間に全員が揃っている日はほとんどありません。お子さんがまだ小さいうちは、急な発熱などが多くて定時に出社できないこともあります。そういったときは在宅勤務に切り替えたりすることもでき、誰かが欠けても他の誰かがそれを補って助け合える体制になっているのです。 部署内での助け合いだけではなく、会社全体としての福利厚生も充実しています。保険窓口が会社の中にあって、トラブルがあった際に、すぐに相談することができます。

正田醤油に入社を希望する方へ

「おいしい」という感覚は人によって違います。主観的、感覚的な味わいについて他者に伝えるのは簡単なようで実はとても難しいことです。 正田醤油は、伝統と時流の調和を紡ぐ企業として、お客様の「おいしい」のために挑戦を続けています。お客様の「おいしい」とは何か。それを探究するためには、食に興味があることや、おいしいものが好きという気持ちがとても大切です。 正田醤油の経験と技術を結集し、徹底して「おいしい」にこだわる仲間を求めています。

キャリアアップモデル

研究開発本部開発1部 部長1993年入社
  1. 新入社員、食品研究所に所属(製品開発)

    入社して配属された部署は「食品研究所(現:開発1部)」で、主にコンビニエンスストア向け製品の開発を行っていました。自分が手掛けた製品が店頭に並んだ時の感動は今でも忘れません。

  2. 開発2部開発課長、西日本に開発部門を立ち上げ

    西日本エリアにも開発部を新設することが決まり、開発2部を立上げるために大阪市へ異動することになりました。この機に、西部営業部(大阪市内)のオフィス改装や開発用の設備環境構築など、通常とは異なる業務も経験できました。開発業務を自らも行いながら、西日本エリアの開発部門のトップとして、組織管理、部員育成、職場環境づくり、他部署との調整などを行っていました。

  3. 購買部へ異動

    開発部で培った原材料・資材の知識のおかげで、購買部の業務にスムーズに対応することが出来ました。取引先との価格交渉やトラブル発生時の対処など、社外とのコミュニケーションスキルを身につけることができました。

  4. 開発1部長として、奮闘中

    開発1部に副部長として戻りました。今は部長を担っております。部下の多さに戸惑いながらも、日々楽しく仕事をしようと奮闘中です。