ニュースリリース
2025年入社式(正田社長より新入社員へ向けて訓示)
本日は2025年4月1日、小雨が降り寒い日ですが、数日前から暖かい日が続き、桜も咲き始めました。桜の木の下で皆さんをお迎えできることを嬉しく思います。
改めまして、本日入社された皆さん、おめでとうございます。共に新しい食の世界を作り上げていきましょう。
さて、当社は昨年創業150年を迎え、今年は151年目の新たなスタートとなります。150年という歴史は業界ではそれほど古くはなく、醤油屋や日本酒メーカーなど200年、300年の歴史を持つ企業も多くあります。しかし、古さだけでは今後生き残れないため、新しい考え方や取り組みを続けていくことが重要です。
当社の強みである発酵技術、美味しい味作りの技術、包装技術の3つをさらに進化させ、新しい調味料や醤油に求められる価値をお客様と共有していきたいと考えています。
また、国内だけでなく海外にも日本の良さを広め、151年から200年に向けて進んでいきます。

さて、新入社員の皆さんへ毎年お話しているのですが、今後の人生で心がけていただきたいことをお話させていただきます。それは食品同様に人間にも鮮度があることです。その鮮度を保つために欠かせないことが3つあります。
●健康であること
1.どんなに苦しい時でも、心の奥に喜びをもつこと
2.心の中にいつも感謝の気持ちをもつこと
3.いつも人知れず善い事していこうと志すこと
健全な精神は健全な肉体に宿ると言います。精神に感激することがなくなると、身近な事や日常の事、つまり狭い範囲の事以外に興味がなくなります。言い換えれば、趣味や仕事等で「向上」の大切さを喜びに思う事が「健康」の明かしだと考えます。
●理想を持つ事
皆さんには人生の「夢」や「理想」があると思います。
自分の理想を実現させるには、「粘り強く諦めない姿勢」と「情熱」が大切です。
最後に食品会社の社員として最も大切なこと。
●食にこだわること
これは、豪華なもの、高いものを食べなさいということではありません。食に関することに関心を持っていただきたいということです。
どんな食事でも一食一食を大切に、食への感謝をもって楽しく食事をしましょう。家族や友人、そして会社の同僚達と食卓を囲んでの会話を楽しんで欲しいと思います。
特に食品業界に携わる皆さんには、食に関する関心を持ち、楽しい食事の時間を過ごしてほしいと思います。豪華なものや高価なものではなく、日常の食事に感謝し、楽しむことが大切です。
学生から社会人になることは大きな変化です。先輩に相談しながら、一人で抱え込まずに課題をクリアしていってください。当社は家族的な雰囲気を大切にしています。

皆さんの活躍を期待して、私の挨拶とします。頑張ってください。